生徒の自殺に影響したとされる不適切な指導や複数児童への体罰などで懲戒免職処分となった 熊本市の元教諭について、新たな「不適切な行為」が明らかになりました。

きょう1月19日、熊本市教育委員会が「不適切な行為」があったと発表したのは、12月に複数の体罰などを理由に懲戒免職処分となった男性元教諭についてです。

元教諭をめぐっては、18日の体罰等審議会で4件の事案が審議され、そのうちの1件が「不適切な行為」と認定されました。

市教委によりますと、元教諭は2015年から2018年にかけて、勤務する小学校で自身が床に落としたペンなどを児童たちに拾わせる状況を作っていたということです。

元教諭は市教委の聞き取りに「子どもたちが拾っていただけで、拾わせていた訳ではない」と話しています。

元教諭の「不適切な行為」はこれで44件になります。