<椎葉聡子さんのエピソード>

椎葉さんは、フレスコ技法を得意とする画家です。熊本市南区川尻にある実家はいわゆる“古民家“で、2016年の熊本地震で大きな被害がありました。庭には数か月間、自宅から出た瓦礫が積まれた状態が続き、高齢の母は「こんな家、壊したい」と言ったそうです。気丈で明るかった母が、ケンカもできないほど弱っていたといいます。それでも家の大黒柱は無事で、壁さえ直せば大丈夫と知人の工務店が診断しました。そこで椎葉さんは自身の技術をいかして壁画を施し、家の再建を果たします。母も元気を取り戻しました。椎葉さんが和合さんに伝えました。「災害時、アートは新しく光を宿す行為ではないか」









