<田端歩さんのエピソード>

田端歩さんのエピソード

熊本地震が発生した2016年4月当時、熊本市の中央区役所に勤めていた田端さんは、時折、言葉を詰まらせながら当時のことを和合さんに話しました。地震直後は、職員も来庁者もパニック状態で行き場のない怒りを感じていたといいます。災害ごみを扱う部署にいたため、ほぼ苦情しか来ない非日常に、苦しくて、一人になった時や家に帰ったときに泣くことで自分を取り戻していたそうです。熊本地震が発生した5日後の4月19日が田端さんの誕生日でした。朝、上司がミルミルにメッセージを添えてデスクに置いてくれていました。田端さんはその場で大号泣、同僚はそっとしてくれていました。あれから10年、田端さんが和合さんに伝えます。「これからの熊本は、いつでも“お互いさま”という言葉を大事に、人に優しい街であってほしい」