「水俣病に真剣に見て来たのか?」

裁判では、原告が訴える感覚障害はメチル水銀が原因かどうかが最大の焦点でした。
原告側は「メチル水銀が蓄積して汚染された魚介類を食べていて、感覚障害などの自覚症状があれば水俣病と認められるべき」と主張しましたが、判決では「魚介類の摂取量や頻度は人によって異なり、水俣市やその周辺で生まれ育ったことでただちに濃厚なメチル水銀にさらされたと推認できない」と訴えを退けました。
原告のひとり 佐藤英樹さん(71)「福岡の裁判官が水俣病に真剣に見て来たのか。被害者の声に耳を傾けない非常に残念な判決だった」
3月の新潟地裁の判決では「メチル水銀にさらされた事実と感覚障害があれば水俣病と推認すべき」との判断をしていて、23日の福岡高裁は異なる判断をしたことになります。
原告側は上告する方針です。
一方、熊本県は「県の主張が認められたものと承知している」とコメントしています。
原告のひとり 緒方博文さん「棄却ありきで結審にして、そのときに書いていたものでしょう」
原告のひとり 西純代さん「血も涙もない判決で残念でなりません」









