いまも謎多き生態 

1910年に南アジアのスリランカで初めて発見されたニュウハクシミは、2017年にヨーロッパへ、そして、その5年後に日本へと上陸しました。

東京文化財研究所によりますと、ヨーロッパのニュウハクシミはまだ単為生殖は確認されておらず、さらにはニュウハクシミとは別の種類、「オナガシミ」の大繁殖が問題になっていると言います。

「国によって増え方が異なるかもしれない」謎多き生態です。

ニュウハクシミ(提供:東京文化財研究所)

シミジミと感心している猶予はありません。

私たちの貴重な財産を守るため、関係者たちが目を光らせています。

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