熊本市動植物園の人気者、ホッキョクグマのマルルは、あと2週間で北海道に引っ越します。
3連休最終日の今日(24日)も多くの人がお別れに駆けつけていました。

大きな体につぶらな瞳。
愛らしい仕草を見せるホッキョクグマのマルルは、国内での飼育や繁殖の計画に協力する一環で、来月8日に北海道の釧路市動物園に引っ越します。

来園者 父「いなくなるということで見に来ました」
来園者 子「またねって言いたい。バイバイ またね~」
来園者「今までかわいいところを見せてくれてありがとうと言いたい」

お気に入りのカメラで撮ったマルルを見せてくれた子も。
来園者 子「かわいかったから撮った。寂しくない」
――北海道に会いに行けばいいから?
子「(うなずいて、母親に)北海道連れて行ってね」
母「がんばります」

これまでマルルを担当した飼育員の特別ガイドもありました。
元マルル担当飼育員 北川勇夫さん「この子、実は双子で、姉妹で生まれています。マルルとポロロ」
「かわいらしい見た目に反して気性が荒い」ことや「遊び方が大人になった」ことなど、5年前から2年間、マルルを担当した北川飼育員ならではのエピソードが披露されました。

元マルル担当飼育員 北川勇夫さん「担当を外れてすぐは僕を目で追っていたんですけど、3〜4年経てば見向きもしなくなりました。向こうで幸せに暮らしてくれればそれで十分」
マルルの門出を祝うイベントは他にもありました。

記者「動植物園の正門から入ってすぐの場所にあるのは、マルルへの寄せ書きコーナーです。昨日、設置されたばかりですが、あっという間にメッセージで埋め尽くされたため、今日の昼にスペースが増設されました」
※寄せ書きコーナーは12月7日まで
温かなメッセージの数々から、11年間熊本で過ごしたマルルが多くの人を魅了し愛されてきたことが分かります。
動植物園は11月30日にお別れ会、誕生日の2日前の12月6日には誕生日会を予定していて、引っ越しは誕生日当日の12月8日です。









