11月16日、全国高校ラグビー熊本県予選の決勝で、九州学院が熊本西を下して3連覇を果たしました。その九州学院に試合後「おかげで成長できた。感謝している」と言わしめたのがライバル熊本西です。

今季、負けなしだった熊本西は、この夏からさらに新たなトレーニングを取り入れ、5年ぶりの花園を狙っていました。

全身の運動能力を高めるトレーニング

今年1月の新人戦、そして6月の県高校総体でも優勝した熊本西。

今年、花園予選の決勝に至るまで、県内で15人制の公式戦では一度も負けていませんでした。

総体の後、熊本西がさらに強化しようと7月以降に取り入れたのが「クロスフィット」と呼ばれるトレーニングです。

跳んで、ぶら下がって、持ち上げるなど様々な動きをするトレーニング法で、全身の運動能力の向上を図るもので、世界ランキング2位のニュージーランド代表も取り入れているといいます。

熊本西 竹原洋平監督「去年と比べてけが人が減っている。すごく強くなっている」

熊本西 FWリーダー 松嶋賢成選手(3年)「クロスフィットで股関節を低くするトレーニングを継続することで、ラインアウトモールで2回戦は押してトライ出来た」

熊本西は九州学院の3連覇を防ぐべく、体を強くし、県予選の決勝に挑んだのです。