任期満了に伴う熊本県産山村の村長選挙は、元副村長の井雄一郎(い・ゆういちろう)さん(62)が、新人同士の一騎打ちを制し、初当選を果たしました。

産山村長選挙はきょう(11月16日)投開票され、無所属の新人2人が争った結果、今年(2025年)9月まで副村長を務めていた井雄一郎さん(62)が初当選しました。

井さんは農林畜産業の所得拡大や担い手の確保、観光業のブランド化など、現在の市原正文(いちはら・まさふみ)村長(76)の政策継承を訴え、16年ぶりの選挙戦を制しました。

一方、大阪府の元職員で農林水産業コンサルタント会社代表の田中康太(たなか・こうた)さん(47)は、現在の村政からの転換を訴え、若者が活躍しやすい村政を目指そうと呼びかけましたが、及びませんでした。

当日有権者数は1093人、投票率は79.23%で、前回選挙戦があった2009年より約12ポイント低くなりました。

【産山村長選】(結了、敬称略)
 井雄一郎  583票
  田中康太  272票