すべての命に「おめでとう」
迎えたフォーラム当日。300人を超える人たちに訴えました。
藤枝さん「20代のころ同意のない不妊手術をされてから40年近く、心に鍵をかけて深海に沈めていました。ずっと悔しくて悲しかった」

藤枝さんの隣には、10歳の頃に何も知らされず不妊手術を受けさせられ、熊本地裁に提訴したものの最高裁の判決を聞けないまま2024年2月に亡くなった渡邊數美さんの写真がありました。
藤枝さんは今、「渡邊さんの遺志を受け継ぐ」と誓います。
藤枝さん「私の周りにも声を上げることができない旧優生保護法の被害者がいます。悪いのは被害者ではないので、堂々と手を挙げて欲しいし、私はそんな人たちを支えていきたいです」
そして改めて、差別のない社会の実現を求めています。

藤枝さん「みんなが生まれて『おめでとう』と言える社会に。すべての命が大切にされる社会になってもらえたらうれしい」