福岡県の北九州で開催されている世界大会「ワールドスケートボードストリート」で、熊本県氷川町の中学生・松本雪聖選手が、自身初となる優勝を果たしました。
現在世界ランク10位の松本雪聖選手は、11月30日の準決勝を2位で通過し、決勝戦に挑みました。
試合は、45秒間で自由にトリックを行う「ラン」と、1回のトリックで競う「ベストトリック」を3回ずつ行い、最も高い点数の合計で競います。
松本選手は2回目のランで魅せます。最初の技で勢いに乗ると、その後ノーミスでつなぎ、最後の大技も完璧に決めて全体1位の高得点をマークします。
続くベストトリック。ここで松本に立ちはだかったのが、2023年の世界選手権の金メダリスト・織田夢海選手でした。
織田選手は、1回目を成功させた松本選手の得点を「2.37」上回る、「160.29」を叩き出します。
2回目を失敗して後がない松本選手は、ラストトリックで魅せました。決めたのは大技の「キックフリップノーズグラインド」です。毎日、繰り返し練習してきた技を大一番で成功させました。
その結果、合計点は160.51に!織田選手を0.22上回り、自身初の世界大会優勝を掴み取りました。
氷川町在住 松本雪聖選手(13)「自分でも信じられない。これをオリンピックのメダルに変えたい」












