熊本市動植物園のモノレールが来週、運行を終えます。設置から46年、世代を超えて親しまれた歴史を振り返ります。
「前見て!」「キリンだ!」

熊本市動植物園のモノレールは、動物たちがいるエリアなどを見下ろせる1周612mのコースです。
発車ベルと共に始まるわずか4分半の小さな旅は、訪れた人たちを楽しませてきました。
小学生「楽しかった!いろいろな動物が見られました」
小学生「ドキドキした」
小学生「キリンの首が高かったから、レールに付きそうだった!」
半世紀の歴史 その出発点
運行が始まったのは1979年4月。動物園の開園50年を記念して作られました。

開通式には、当時の星子敏雄市長も駆け付けました。
モノレールの駅名は、当時の園名からとって『水辺(すいへん)鉄道動物村』。初めて見る乗り物に、子ども達は興味津々です。
その後は年間約10万人を乗せ、来場者に愛されてきました。

46年経った今となっては、製造会社が今でもメンテナンスを担う最後の現役モノレールとなりました。