熊本大学 生命資源研究・支援センター 野田大地准教授「メカニズムが分かることで、不妊症の診断法につながるし、避妊薬の開発にもつながる。メカニズムが分からないと避妊薬は作れないので」
現在、不妊については「精子の量や動き」を調べるのが一般的でしたが、「精子側のたんぱく質の状態」「子宮内の物質が出ているか」なども検査の対象となれば、原因不明だったものが、今後は分かるかもしれません。

避妊薬については「精子のたんぱく質を無効にする」、あるいは「子宮と卵管の境界にある物質をなくす」など、これまでには考えられなかった避妊の方法の可能性を探れるようになったということです。
