精子はどうやって進んでいるのか

受精に至るには、精子が子宮から卵管へと進む必要がありますが、これまで「どうやって精子が先に進んでいたか」、明確な理由は分かっていませんでした。

今回、研究グループは精子に含まれる「GALNTL5」というたんぱく質に注目し、マウスを使った実験を繰り返しました。

その結果、精子側の「GALNTL5」に、子宮と卵管の境界にある物質が作用することで卵管へと進めるようになることが明らかになったということです。

この研究から、不妊の原因究明や、反対に避妊薬の開発につながる可能性が広がります。