信念を抱き、明日も舞う

迎えた、8月3日の公演。

富士齋さんと豊大郎さんが年に1度主宰する「藤豊會」は母の代から始まり、今年で91回目です。毎年欠かさず行っているのは、全国の藤間流では、ここだけと言われています。

公演が佳境に入ると、藤間富士齋の登場です。演目は、長唄「大原女」。

観客「素晴らしかったです。長唄が入っててね、古典的な音楽でしたし」

観客「富士齋先生のね、最後の演目は母娘で一緒に踊られたのがとても良かったですね」

藤間富士齋、91歳。その信念は変わりません。

藤間富士齋さん「古典しかないでしょ、と思います。古典は一生懸命勉強するし、尽きることはない。まだまだしたいこと、しなきゃならないことは沢山ありますから。元気にしておかなきゃいけませんね」