こちらの養鶏場に今、全国から注文が入っている話題のタマゴがあります。
天草タマンゴファーム 平島 敏昭さん
「これがうちでつくっているタマンゴです」

名前は「天草タマンゴ」見た目は普通ですがそのお値段に驚きです。
平島さん
「だいたい1個1000円ぐらいで販売しています」

1パックではなく、なんと1個1000円のタマンゴ。「超高級」の秘密は、ニワトリに与える特別なエサにあるそうです。
天草タマンゴファーム 岡野 弘さん
「(エサの)匂いが全然違うので嗅いでみて」

取材スタッフ
「甘いにおいがしますね」
しかもフルーティな甘い香り。その正体は…
岡野さん
「これはですね、マンゴーを皮・種・果肉・芽をふんだんに入れているエサになります」
トロピカルフルーツでお馴染みのマンゴー。本場フィリピンの甘いマンゴーを現地に作った工場でエサに加工し、2300キロ離れた天草へ輸送。

タマンゴは、栄養たっぷりのマンゴーを食べ、自然豊かな天草で育ったニワトリが生んだ卵なのです。

岡野さん
「日本でも魚にミカンを与えたり牛にビールを与えたりで日本はブランド化しているのを耳にしていたので、ニワトリのブランドは聞かないなと。じゃあマンゴーで行こうかと」
さらに…
平島さん
「ニワトリもね、1年ぐらいしか上質な卵を生まない」
飼育するニワトリが最高な状態で卵を生む期間はわずか1年。この貴重な卵が途切れないようタマンゴ専用の鶏舎では定期的にニワトリを入れ替えます。
こうしてマンゴーのようなオレンジ色の濃厚な黄身を持つ、最高級のタマンゴが完成。

一般的な卵と見比べると一目瞭然。これこそがタマンゴの持つ最大の魅力です。

平島さん
「卵臭さがなく、黄身が濃くて甘みがある濃厚な味わいです。日本中どこを探してもないような卵を作っています」
さらにタマンゴには、地元天草への思いも込められています

岡野さん
「熊本天草のブランド化」

平島さん
「天草を有名にしようということで」

「天草に新しい名物を作りたい」その思いで6年前に始めたのが、高級卵の開発です。
2年以上をかけエサの配合や産卵時期を研究。ようやく飼育方法を確立させ、タマンゴにたどり着きました。
そして、その価格となると…