熊本地震から9年。救助の最前線では、その技術や教訓の継承が課題となっています。
消防が、災害救助を経験していない隊員を対象に訓練を行いました。
今年で4回目となる訓練は、地震で倒壊した建物に取り残された人がいるという想定で行われ、熊本市消防局の救助隊員12人が参加しました。
狭い場所に閉じ込められた人を助け出す訓練では、隊員たちは要救助者を安心させるため、声をかけながら救助活動を行いました。

隊員「今から隊員2名、進入させます」
『要救助者』役をした記者「荒い息遣いから、救助隊の方たちの、大変な状況でも何としても助け出すという強い思いを感じました」

熊本市消防局 江藤彰彦小隊長「緊迫感や『要救助者の気持ちになって救出するんだ』という気持ちを重点的にやろうと思い、訓練している」
熊本市消防局は被災した経験を風化させないため、訓練を通じて技術や思いを伝え続ける考えです。









