「庭に道路が通る」!? 近所との会話で判明 

小嶺さんの自宅は地震で全壊し、2年後に元の場所へ再建しました。

再建を急いだのは、障害がある娘をできるだけ早く避難先の施設から引き取りたかったからです。

自宅の前を通っている県道の4車線化工事にかぶらないよう、慎重に自宅の位置を決めました。

終の棲家が完成し、やっと復興できたと思っていた矢先、庭のほぼ全てが区画整理事業の対象となることが分かりました。

気づいたきかっけは、近所の人との会話でした。

小嶺さんの妻・ひろ子さん「近所の人から『家の裏を道路が通るけど、よく何も言われないですね』と話があった。(県などからは)全然知らされていないんですよ」