水俣病の患者・被害者団体と環境大臣との懇談の場で環境省側がマイクの音を絞った問題から、5月で1年を迎えます。

今年(2025年)の懇談のあり方について、団体と環境省が協議しました。

去年5月のいわゆる「マイクオフ」問題は、水俣病の慰霊式後に行われた水俣病の患者・被害者団体側と環境大臣との懇談会で、環境省の職員がマイクの音を絞ったものです。

去年5月 マイクの音が絞られた場面

環境省は意図してマイクの音を絞ったことを認め、当時の伊藤信太郎大臣が謝罪。2か月後には改めて懇談の場が設けられるなど、環境省側は対応に追われました。

伊藤大臣(当時)の謝罪

あれから1年、環境省側との協議を前に、団体側が取材に応じました。

水俣病被害者・支援者連絡会 山下善寛代表代行「慰霊式とその後の大臣との懇談について、去年は時間がなかったので、今度は十分時間をとって欲しいと求める。できれば前日から来てほしいという話などをしたい」

その後、協議は一部非公開で行われました。

記者「現在、環境省と団体側の協議が行われています。大臣が懇談会に出席する日程についても話し合われているということです」

一年前と同じことを繰り返さないため、団体側の求めに対し、環境省はどう答えたのでしょうか。