熊本県上天草市にある離島、湯島の中学校で「1人だけの入学式」が行われました。湯島中学校では4年ぶりとなる入学式です。
新しい制服に身を包み、少し緊張した面持ちで入場したのは、今年(2025年)湯島中学校に入学した、高橋央虎(たかはし れんと)さん(12)。

湯島中学校は去年(2024年)3月に卒業生を送り出してから休校していましたが、高橋さんの入学で1年ぶりに再開しました。
校舎は、高橋さんが3月まで通っていた湯島小学校と同じ場所にあります。
在校生はいませんが、入学式には湯島小学校の児童のほか、島民も参加してくれます。

海内繁雄(うみうち しげお)校長は「挑戦と突破を繰り返しながら自らを成長させてください」と式辞を述べました。
これに対し、高橋さんは。
高橋央虎さん「私の夢は有明海一の漁師になることです。夢を達成するために日ごろから両親の手伝いや学業に励みたい」
式の前は少し緊張していた高橋さん。入学式を終えた感想は?
高橋さん「ちょっと安心しました。教科では数学を頑張りたいです。あと英語が苦手なので頑張りたい」
高橋さんはこれから、教頭に加え新たに赴任した2人の先生と、中学生としての生活をスタートさせます。

さっそく、11日には小学校と合同の歓迎遠足が予定されていて、6月には島民と小中学校合同の運動会も開催されます。









