すぐに住宅へと向かった2人。外壁はすでに燃えかかっていて、中には震える女性が取り残されていました。
「布を口に当ててください」「あまり大きく息を吸わないで」
声をかけ、交代しながら女性を抱きかかえて安全な場所へと避難させたということです。
その後は瞬く間に延焼して、女性の住宅は全焼。火は約4時間後に消し止められましたが、住宅や倉庫など5棟が全焼しました。しかし、けが人はいませんでした。
消防は、2人の冷静な行動がなければ女性を助けることはできなかったとしています。

中尾智哉さん「煙の中に入っていくのは怖いなと思いましたが、どこかに行ける道はあるんじゃないかと思って。(自分の)命の安全が確保できているなら行くべき状況でした」
藤田国孝さん「地域住民の方々の協力があって救助できたので、よかったなと思います。これからも冷静な判断ができればと思います」









