出産や子育ての支援を強化しようと、熊本県が2024年度に支援計画を立てることにしています。働きながら子育てがしやすい環境をいかに整えるのか、当事者や専門家たちが意見をかわしました。

2月18日、計画を立てるための県子ども・子育て会議が開かれ、子育て支援団体の関係者や保護者などの委員が出席しました。

少子化、人口減少の流れを変えるための計画案は既に示されていて、主な取り組みとして約30の項目が盛り込まれています。

具体的には妊婦検診を受ける際の交通費など経済的な支援の他、保育士不足を補うため離職した保育士の再就職支援をするなど、働きながら子育てがしやすい環境を整えるための取り組みも示されています。

会議では、子育て支援に携わる委員から「保育士たちや現場で働く人を支援する仕組みも重要」という意見が出されました。

子育て支援団体の委員「1人でやっていると不安感もあり疲労困憊(こんぱい)になる。『支援者を支援する』ということもキーワードになってくると思っている」

県は18日に出された意見もふまえ、3月中に計画をまとめることにしています。