ピッチ内外でチームを盛り立てるGK
昨シーズンまでの正GKがJ1クラブへ移籍し、レギュラー争いはゼロからのスタート。
大木武監督(63)「みんな頑張っているので、それこそ悩ましいところです」
今シーズン初の本格的な練習試合では、大卒2年目の佐藤史騎選手が最初にゴールマウスを守り、J1鹿島アントラーズに得点を許しませんでした。
佐藤史騎選手「ひとつひとつのプレーがスタメンに直結すると思いますし、そういったところで、練習からひとつひとつのプレーにこだわって仲間の信頼からまず得ていきたいなと思っています」
しかし、その後体調不良で練習を休んだ期間もあります。
また、武者選手もケガで離脱した期間があります。2人は、この日雪が舞う中、黙々と自主練習を続けていました。
武者選手「開幕が延びるわけでもなく、近づいているので。(離脱した)部分は取り戻していかないといけないですし」
一方、着々と準備を整えているのがベテラン佐藤優也選手です。
佐藤優也選手「個人で守れる範囲を少しでも広くしたいなという部分。1cmでも2cmでも、1mmでも、そこを伸ばしていければという思いで今は取り組んでいます」
また、佐藤優也選手は、1月の新体制発表会での自己紹介の際、佐藤史騎選手と示し合わせてこんなパフォーマンスを披露しました。
優也「ちょっと僕、歩きながらやるんで」
史騎「歩きながらやるって、それ(元日本代表)本田圭佑の講演会のやつ。優也さんじゃない、本田圭佑のやつ」
優也「バレた?バレた?バレた?」
佐藤優也選手「せっかくお客さんが来てくれてるので、笑って帰っていただきたいなという思いが強くて」
ピッチの中でも、ピッチの外でも、やるべきことに全力を注ぐゴールキーパーたちの熱量と姿勢を、大木武(おおき たけし)監督は高く評価しています。
大木監督「声だけじゃなくてプレーの部分では、ちょっとこう…何て言うかな…ある意味、見ていて”感動もの”みたいなところもあるので。そういうところは、フィールドの選手は見習ってもらわないと困るなと思います」
誰が主軸となりゴールを守るのか。しかし、誰が守っても、最大の仕事は…。
佐藤優也選手「自分たちの役割、それは失点を減らすこと。僕たちは ”プラスの加点がない” ので、マイナスをどれだけ減らすか、それが仕事なので」
起用の決め手は?
キーパー3人がチームを盛り立てる一方で、試合でゴールマウスを守るのは1人。大木監督が起用の決め手とする条件はこちらです。

◆チームを引っ張れる存在であること
◆失点しないこと選手であってほしい












