RKKラジオが商店街のスピーカーで放送を届ける「街頭ラヂオ」の展開が、きょう(2月7日)から熊本県八代市の商店街でも始まりました。

2月7日に「街頭ラジオ」がスタートしたのは、八代市の「本町1丁目商店街」と「本町2丁目商店街」です。

2つの商店街では、あす2月8日からアーケード街などに雛人形を飾るイベント「八代のお雛祭り」が始まるため、そのPRを兼ねて前日にスタートしました。

「街頭ラジオ」はFM転換のPRと新しいリスナー獲得のため去年(2024年)10月からRKKラジオが始めていて、これまでに、熊本市の子飼商店街と健軍商店街で展開しています。

2丁目商店街理事の桜井友美恵(ゆみえ)さんは「音楽だけでなく人の声が聞けるラジオの音でほっこりしたい」「学生時代、楽しみだったラジオが昼も聞けてうれしい」と話していました。

同じ取り組みはRKKの他、福岡や鹿児島のラジオ局でも始まっていて、RKKラジオは「今後も協力いただける商店街やお店を広げてゆきたい」と話しています。

放送日時】
本町1丁目商店街:(水曜日を除く平日)正午ごろ~午後5時ごろ
本町2丁目商店街:(平日)午前10時ごろ~午後5時ごろ

ミミーキャスター 古戝沙季さん (左) 川原舞優さん (右)

市民生活と共にあった「街頭ラヂオ」

昭和30年代、街中に置かれたテレビで大勢の人達がプロレスなどを楽しんだことがああり「街頭テレビ」と呼ばれていました。

一方、戦前には、国内各地の公園・広場・役場などに「ラジオ塔」と呼ばれる石灯籠型のラジオ拡声器がありました。市民はその前でラジオを楽しんだり、ラジオ体操をしていて、一般的にはこれを「街頭ラヂオ」と呼んでいました。