今年8月11日、熊本県内は記録的な大雨となりました。水に流され浸水していく車から家族4人を救ったのは、近くに住む3人の男性でした。
流されていく車 「1人では危険」と思い、駆け込んだ先は
「ありがとうございます」
警察から感謝状を受け取ったのは、天草市栖本町の原田茂さん(76)と松尾圭悟さん(51)、浦田欣吾さん(68)です。
8月11日午前10時30分頃、熊本県天草市栖本町湯船原で、避難所に向かっていた1台の車が畑に落ちました。川の氾濫で道路が冠水し、畑との境が分からなくなっていたのです。
運転できなくなった車は、徐々に畑へと流されていきます。
その様子を目撃したのが、近くで農業を営む原田さんでした。
原田茂さん「車がこちらに走って来ていて、真っすぐ来るかなと見てたんです。そしたら流れて田んぼの方に流れていったので、『あっこれは』と思って」
1人で救助するのは危険だと判断した原田さんは、近くでガソリンスタンドを経営している松尾さんに応援を求めました。
松尾さんと、ガソリンスタンドに居合わせた浦田さんも一緒に、3人で救出を試みたのです。









