宗教法人として活動がない熊本県天草市の宗教法人が解散したことが、RKKの取材で分かりました。県内の宗教法人の解散は23年ぶりとみられます。
寺の登記簿などによりますと、1月11日付けで解散したのは天草市川原町にあった光円寺です。

宗教法人法では、役員の名簿や土地の財産目録などの写しを毎年県に提出するように義務付けています。しかし光円寺はこれらの書類を県に提出せず、代表者も30年以上前に死亡していることから、県は去年(2024年)11月に熊本地裁天草支部に解散命令を請求していました。

熊本県によりますと、県内に拠点を置く2812の宗教法人のうち約5パーセントの141法人が、活動実態がないということです。※2024年4月1日時点
県では今後も活動実態のない宗教法人の整理を進めることにしています。
宗教法人をめぐっては税制の「優遇措置」があることから、国は実体のない法人が脱税など犯罪に使われる恐れがあるとして対策マニュアルを策定しています。









