内密出産などで生まれた子どもの「出自を知る権利」を巡り、専門家による検討会が報告書の案をまとめました。

この検討会は2023年5月、慈恵病院と熊本市が設置しました。

検討会では「こうのとりのゆりかご」、いわゆる赤ちゃんポストや、内密出産で生まれた子どもへの生い立ちの告知方法のほか、父母の氏名や出生地などの出自情報の収集、保存方法などについて議論してきました。

最終会合となった2月2日は、国への報告書の提出に向けて、内密出産のガイドラインとしても広く使用できるように、追い込まれている妊婦の実情などを整理したほか、子どもが出自情報を開示請求できる年齢についても意見を統一したということです。

検討会は近く報告書をまとめ、3月21日に熊本市の大西市長に提出する予定です。