埼玉県で道路が陥没した事故を受け、熊本県は管理する下水道管を臨時で点検する方針を明らかにしました。

1月28日、埼玉県八潮市の道路が陥没し、トラックが転落した事故は発生から72時間以上が過ぎても男性運転手の救助活動が続いています。

道路が陥没した原因と見られているのが下水道管の腐食による破損です。そのため国は全国の自治体に同じ規模の下水道管の緊急点検を要請しました。

熊本県内には同じ規模の下水道管はないものの県は管理する下水道管の一部でできるだけ早く点検を始めると明らかにしました。

熊本市では…

一方、熊本市では下水道管の清掃が行われていました。八潮市の事故以前から予定されていたものです。

この場所の下水道管で腐食の原因にもなり得る堆積物が確認されたため、高圧洗浄車で溜まった堆積物を掻き出しました。

熊本市上下水道局下水道維持課 宮本和彦 副課長「日常の維持管理を適正に行って、不具合・異常が出ないようにしていくことが一番重要」

八潮市の事故を受けての対応は現在検討中としていますが、熊本市は下水道管の耐用年数と言われる50年を超えるものは計画的に点検・清掃を、50年に満たないものに関しても必要に応じて実施しています。