九州の酒を世界へ。フランスの有名ソムリエたちが熊本県人吉市の酒蔵を訪れ、「球磨焼酎」の魅力を視察しました。

人吉市にある「大和一酒造元」にやってきたのは、フランスの有名レストランの経営者やトップソムリエなど10人です。
これは九州経済産業局が九州の酒の海外への販路拡大を目的に企画したもので、熊本への訪問は初めてです。
日本の酒に特化したコンクール「Kura Master」が毎年開かれるなど、日本の食文化への関心が高いフランス。そのコンクールの焼酎・泡盛部門でで2024年に金賞を受賞したのが、大和一酒造元の焼酎です。

コンクールの審査員も務めている参加者たちは、その伝統的な酒造りを見学しました。
大和一酒造元 下田文仁 代表「水害のときに浮いてひっくり返って割れてしまいました」

2020年7月の熊本豪雨で被災した後の復興への歩みや酒蔵の水害対策について説明を受けたあと、多くの苦難を乗り越えて生まれた「球磨焼酎」をじっくりと味わっていました。
Kura Master本格焼酎・泡盛部門 クリストフ・ダヴォワンヌ審査委員長「伝統・昔に戻った作り方にとても興味を持ちました」「(フランスに戻ったら)焼酎作りに接して感じた自分のエモーションを伝えていきたい」

九州経済産業局は、今後もフランスでの販路拡大に力を入れたいとしています。









