17日、公務員を目指す学生たちが熊本県水俣市を訪れ、水俣病の歴史や循環型社会の大切さについて学びました。

水俣市を訪れたのは、熊本市西区の専門学校公務員ゼミナールの学生23人です。学生たちはまず、全国に先駆けて行われている生ごみの収集から堆肥づくりまで行う自然循環型食品リサイクルシステムの現場を見学しました。

この専門学校では、地域貢献につながる視点を養おうと社会課題を現地で学ぶフィールドワークを毎年行っています。

学生たちはこの後、水俣病の原因物質の有機水銀を含むヘドロを埋め立てて造成されたエコパーク水俣へ行き、当時、この工事が行われた時にはすでに、八代海全体に汚染が広がっていたことなどを案内人から説明を受け、水俣病の深刻さを肌で感じていました。