熊本市が計画している市電の延伸について、市が示したルート案が都市計画審議会で了承されました。
熊本市は、健軍町電停から市民病院前までの約1.6キロを「東町線」として市電の延伸を計画しています。
市は、延伸することで1日あたり利用客が2300人程度増え、自動車の利用が約2000台減らせるとしていて、総事業費は約141億円を見込んでいます。

12月26日の審議会では、一部の委員から「まちづくりのビジョンなど延伸効果を最大にするための検討が必要」や「一部に単線区間があるが、複線にしなくてよいのか」といった意見が出されました。
ただ最終的に、市が示した案は賛成多数で了承されました。
市は今後、県と協議した後に正式に都市計画案を決定する方針で、2026年度の着工を目指しています。