熊本県は、有事の際に沖縄県から避難住民を受け入れる市町村について、熊本市などの5市町を検討していることを明らかにしました。
国は、台湾有事など非常事態を念頭に沖縄県先島諸島の住民を避難させる計画の策定を進めていて、九州・山口の各県に住民の受け入れ計画を作成するように依頼しています。
熊本県は宮古島市の一部と多良間村の住民、約1万2000人から1万3000人の受け入れを想定していますが、12月11日の県議会で、その受け入れ先として熊本市・八代市・山鹿市・阿蘇市・大津町を検討していることを明らかにしました。
選定の理由としては、「受け入れ能力が高いホテル・旅館があること」などを挙げています。
県は来年(2025年)2月をめどに避難から約1か月間の受け入れ計画を作成し、国に提出する考えです。