国内の特定外来生物は25種類

キャスター「アライグマに限らず、ペットとして飼っていた動物が野生化した話はよく聞くので、飼うにあたっての手続きや法制化は必要かもしれませんね」

(スタジオ解説)

特定外来生物には、動物や魚、虫などさまざまありますが、現在指定されている「ほ乳類」は25種類です。

例えば、中国地方などで多く見られるヌートリアや、千葉県で問題となっているキョンなどがそれにあたります。

このうち熊本県内で確認されているのは、アライグマと “タイワンリス” とも呼ばれるクリハラリスです。

タイワンリスは2008年に宇土半島で初めて確認され、これまでに約6200匹が捕獲されました。その結果…去年の確認数は1匹と、ほぼ根絶したとみられています。

キャスター「アライグマもタイワンリスのように、根絶できるのでしょうか」

熊本県の場合、まずは生態系への被害を防ぐことを目標にしていて、その上で長期的には根絶を目指しているということです。

そのため県などは、アライグマを見かけた場合は、情報を提供してほしいとしています。