宮原医師が処方した人の7割「インターネットで知った」

宮原医師のクリニックで緊急避妊薬を処方された人を年代別で見てみると、2割近くが20歳未満です。そして、どうやって緊急避妊薬を知ったかと聞くと、インターネットが68%で、学校での性教育と答えたのは7%しかありませんでした。
(2023年8月5日~2024年11月28日まで WEB問診のデータより)
そこで宮原医師は、学校での性教育にも取り組んでいます。
年齢は関係ない 知識の有無で人生が変わる
宮原院長「中学生のみなさんに、正しい性の知識を身につけていただきたいと思っています」

熊本市教育委員会は、正しい性の知識を身につけて命の大切さを学んでもらおうと、市内全ての中学校で産婦人科医による出張講演会をしています。
男女の身体の違いや性の多様性、そして望まない妊娠についても生徒たちは真剣な表情で聞き入っていました。
宮原院長「正しい知識を知るか知らないかで、みなさんの人生が大きく変わる可能性だってあります」「中学生だから妊娠しないだろうということは全くありえない。年齢は関係ない」

宮原医師は、早めに正しい性教育を受けることが自分や大切な人を守ることにつながると考えています。
生徒たちの感想は。
中学3年「恥ずかしさが完全にないと言ったら嘘になるんですけど、自分のためになったと思うし、これから自分の体も、他の人の体も大切にしていけたらと思いました」
中学3年「自分だけの問題じゃないので、相手のこともしっかり考えてこれから向き合っていきたいと思いました」
宮原院長「やっぱり持っておかないといけないのが『正しい知識』。そのためにも性教育を出来るだけ多くの人に知って、理解してもらった上で、緊急避妊薬が手に入るような世の中になればいいなと思います」









