熊本県天草市で、死んだ野鳥から鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されました。県内での陽性確認は今シーズン初めてです。

県によりますと、天草市の水辺で11月12日、2羽のヒドリガモが死んでいるのを市民が見つけました。環境省が遺伝子検査をしたところ、11月18日にA型鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたということです。

環境省は今後、このウイルスが毒性の強い高病原性かどうかを調べます。

熊本県内での鳥インフルエンザの陽性確認は、今年(2024年)1月に熊本市で死んだ野鳥のハシブトガラスから検出して以来で、今シーズンでは初めてです。

これを受け、環境省は11月18日、発見場所から半径10キロ圏内を「野鳥監視重点区域」に指定しました。発見場所の3キロ圏内には養鶏場が1軒ありますが、今のところ異常はないということです。