熊本県菊池市が業務委託する医療機関が、有効期限が切れた麻しん風しんワクチンを接種していたことが明らかになりました。

菊池市によりますと、この医療機関は2024年9月27日、子ども1人に対し、有効期限が2週間切れた麻しん風しんワクチンを接種したということです。

有効期限を確認する担当だった女性看護師が確認を怠ったことが原因だということです。

このワクチンを接種した子どもに体調不良等の症状は出ていませんが、専門家によりますと、ワクチンの効果が薄れる可能性はあるということです。

今回は医療機関が市に提出する請求書を処理している際に発覚しました。

市は「二重・三重にチェックするよう徹底して再発防止に努める」としています。

菊池市では2022年にも、今回とは別の医療機関で冷蔵保存期限が5日過ぎたコロナワクチンを20代から50代の男女13人に接種していました。