「気持ちが乗り移ったような機関車」最後の整備で溢れる想い

記者「車体を丁寧に拭いているのは、これまでSL人吉を支えてきた整備士たちです」
整備士の一人、玉井明人(たまい あきと)さん(67)はSLあそBOY時代の1988年から36年に渡って車体の整備を担当し、安全な運行を支えてきました。

JR九州エンジニアリング 玉井明人さん「家族であり、子どもであり、自分が一生懸命手を入れてきた車両なので、私の気持ちが乗り移ったような機関車」
玉井さんがSL人吉の整備をするのは、これが最後。今後は、地元の団体が清掃作業を担う予定です。

玉井さん「SL人吉が復興の兆しに、元気づけてもらいたいし、人吉市のランドマークになってほしい」
SL人吉が102歳を迎える11月18日から、人吉駅前広場で一般公開が始まります。

人吉市は今後、クラウドファンディングなども活用しながら格納庫の設置や実際にレールの上を走る「動態展示」などの実現も目指しています。









