パリパラリンピック車いすテニスの女子ダブルスで金メダルを獲得した、熊本県菊陽町出身の田中愛美(たなか まなみ)選手。高校生の時のけがで車いす生活となってからの世界一。田中選手の歩みを取材しました。

日本女子史上初の「金メダル」

パリパラリンピックの決勝、田中・上地ペアは優勝候補筆頭のオランダペアに勝ち、日本女子史上初の金メダルに輝きました。

車いすテニス金メダル 田中愛美選手(28)「私たちの試合で車いすテニスをやってみたいと思ってもらえる人が増えることと、私自身も目標となれるように頑張りたい」

ーー金メダルは重たいですか?
田中選手「重たいです(笑)」

田中選手の快挙に地元、熊本県菊陽町も沸きました。

父・晋さん「こんな良い試合を見せてくれてありがとうだし、金メダル 本当にありがとうだし」

熊本に戻ってきた田中選手に、改めて金メダル獲得について聞きました。

田中選手「銀じゃなくて金をとれたこと、最後まで自分の仕事をやり切ったことにホッとしたところが大きかった。不思議なくらい応援がプレッシャーにならなくて、ただ背中を押された」

金メダルにたどり着くまで、田中選手はどのようなテニス人生を歩んできたのでしょうか。