登山者が増える秋の行楽シーズンを前に山での事故を防ごうと、阿蘇山系の登山ルート点検が行われました。

登山ルートの点検は、毎年行われているもので、きょう26日は阿蘇地域の警察や消防、熊本県の職員など30人が、阿蘇五岳の烏帽子岳(えぼしだけ)と杵島岳(きしまだけ)を点検しました。

このうち、烏帽子岳(えぼしだけ)のルートでは、登山道の状態を確認し、伸びた雑草の除去作業を行いました。

県警山岳救助隊 井手徹副隊長「観光の格好で軽装で山に登ると非常に危険な場合もございます。山に登る際は、十分な装備と計画性をもった登山を心掛けるようにお願いします」

警察によりますと、阿蘇山系では過去5年間で14件の遭難事故が発生し、1人が亡くなっていて、登山の際には登山届を提出するよう呼びかけています。