15分で設置!?手軽さも一因か

チャリチャリのポートは、リクエストがある全ての場所に設置するわけでもありません。

下田さん「公共交通と組み合わせて使えるように、交通結節点をメインに開拓をしているところです」

例えば、ある日ポートの設置作業が行われていたのは、熊本市電の「動植物園入口電停」が目の前にあるマンションの駐輪場。市電の利用者を見込んで選んだ場所だと言います。

設置作業はどんどん進んでいき、15分ほどであっという間に終了。アプリにも新しいポートがすぐに反映されました。

下田さん「ポートをご利用できるようになりました」
田名網駿一アナウンサー「完成ってことですか?」
下田さん「これで完成です」

「渋滞ワースト1位」熊本市の狙いは

手軽にポートの設置ができることもあり、利用エリアが急速に拡大するチャリチャリ。2年半前のサービス開始を期に新たな課を設置した熊本市は、政令指定都市でワースト1位(東京・大阪・名古屋を除く)である市内の渋滞緩和への貢献に期待を寄せます。

熊本市自転車利用推進課 主事 宮﨑慶梧さん「シェアサイクル利用者の約2割が自動車からの転換で、自動車利用抑制に一定程度の効果があると考えている」
「今後もエリア拡大に合わせて、ポートや自転車の台数を拡充することで、さらなる公共交通の利用促進に繋げていきたい」