米不足が全国的に問題となる中、熊本県阿蘇地方で新米の出荷が始まりました。

JA阿蘇では新米の初検査がきょう10日から始まり、まず関係者が今年の豊作や検査作業の安全を祈願しました。

JA阿蘇によりますと、阿蘇地方では、約3000ヘクタールで作付され、先月の台風10号の被害も少なく例年並みの出来だということです。

JA阿蘇が農家に支払う1俵60キロあたりの価格は、1等米が約2万2000円と去年の1.5倍で全国的な米不足や物価高を反映した高値となっています。

JA阿蘇稲作部会 立石翼 部会長「社会的なお米の値上がりというので、生産者側も心苦しいような気持ちもあるんですけど、本来そのくらいの価格で推移してくれないと生産者はやっていけなというのが実情」

JA阿蘇では約9600トンの出荷を目標としています。