熊本市動植物園で、環境省によって絶滅危惧種に指定されているイヌワシを含む、4種の動物の新しい獣舎が一般公開されました。

記者「新しい獣舎は広く、大きくなりました」

9月6日から熊本市動植物園の「ふるさとの自然エリア」で一般公開が始まったのは、日本国内に生息するイヌワシ、ムササビ、マナヅル、タンチョウで、獣舎が新しくなりました。

中でもイヌワシは現在、熊本県内での生息は確認されておらず、近い将来、野生での絶滅の危険性が高いとされています。

新設された建物には、動物の生態系や自然環境を学ぶことができるパネルも設置されています。

熊本市動植物園飼育展示班 溝端菜穂子主査「野生動物が置かれている状況や環境がどういう問題をはらんでいるのかを、一緒に考えてもらえるとうれしい」

今後、熊本市動植物園ではイヌワシやタンチョウの繁殖を目指すとしています。