5月25日午後4時半ごろ、熊本県産山村(うぶやまむら)のヒゴタイ公園にグライダーが不時着しました。操縦していたのは九州工業大学の20代の男子大学生で、足にかすり傷を負う軽傷でした。

この事故の原因について、航空に詳しい桜美林大学の戸崎肇(とざき はじめ)教授は次のように述べました。
桜美林大学 戸崎肇教授「技量が足りなかったか、天候の変化によって操縦がうまくいかなかったか、この2つの要素が考えられる」

この事故で、国の運輸安全委員会は5月26日、航空事故調査官3人を現地に派遣しました。
調査官は原因を調べる一方で、「機体は大破していたものの、操縦者は着地まで機体をコントロールできていた」として、「墜落」ではなく「不時着」との見方を示しています。

いずれも原因はまだわかりませんが、戸崎教授は、「今は季節の変わり目で、気流が乱れやすく、普段よりも操縦が難しい」と分析しています。
今回の事故は20代ですが、グライダーの愛好家団体によりますと、会員は50代や60代が中心です。資格は16歳で取れますが、1人で飛ぶには教官のもとで練習して早くても1年かかるそうです。

阿蘇周辺は風光明媚な景色も人気ですが、戸崎教授によりますと、阿蘇周辺は「山による気流が生じやすく、気流の乱れで操縦が難しくなることもある」と話しています。









