走行中にドアが開くなど、今年(2024年)に入り熊本市電でインシデントが相次いでいます。これを受けて、熊本市交通局は5月23日、再発防止策などを協議する検証委員会の初会合を開きました。

この委員会は、熊本市電で相次ぐ運行トラブルの発生を受け、その検証や再発防止策の検討などを目的に熊本市交通局が設置したもので、他都市の鉄道事業の安全統括管理者など4人の委員で構成しています。

熊本市電を巡っては、今年に入り、走行中に突然ドアが開いたり、車両同士をつなぐ連結棒が外れたまま走行したりする4件のインシデントのほか、信号の見落としなども相次いで発生しています。

委員会では今後、インデントが発生する要因の分析や、長期的な対策などを協議して、今年中に報告書を熊本市に提出する方針です。