建設ラッシュに土地問題も

TSMCの開所に地元の人たちは…

【人流増加・地域の活性化に期待】
「総合的にみたら良いんじゃないですかね人は増えるし、便利になるし」

【税収増への期待】
「税収とかが上がってくると思うので、そいうところがちゃんと反映されれば」

TSMCの第2工場も含めた県内での経済波及効果は2030年までで10兆5000億円以上と見込まれています。その効果の広がりは工場ができた菊陽町にとどまりません。

隣の大津町ではTSMCの進出が明らかになって以降、半導体関連企業を含め、およそ30社が進出しています。

大津町商工会の松永会長は勢いを感じています。

大津町商工会 松永幸久会長「(アパート・マンションが)2000所帯近くが予定されているのではないか」

今、大津町ではマンションやアパートの建設ラッシュです。

記者「工事があっているのは?」
大津町に住む男性「あれはアパートたい」

こちらの男性はおよそ3000平方メートルの土地にファミリー向けのアパート4棟を建設しています。

「この辺りの界隈もあちこちに土地を探している。不動産屋が」

そして住まいだけでなく新たな半導体関連工場の進出も見込まれていて農業とのバランスに影響が出始めています。

古庄農場 古庄寿治 会長(68)「本当にここにそういう施設ができるのであれば、一気に7ヘクタール無くなるということですので、困っています」

TSMCの工場から5キロほど離れた場所で酪農を営む古庄さんです。

去年12月、ウシのエサ用のトウモロコシを育ている農地を半導体関連工場の建設地として購入したいと不動産会社から話がありました。

建設地に関係するのはおよそ6万6000平方メートル。年間に必要なトウモロコシの半分を栽培する広さですが、借りている土地も多く建設反対は難しいといいます。

古庄 会長「(周りで)農業リタイアして私たちに畑を貸している方もいっぱいいらっしゃる。そういう方が土地を売ってもいいかなと協力されるのであれば、我々だけ反対していてもとても反対しこなせない」

古庄さんと牧場を経営する息子の寿一さん(41)は。

古庄農場 古庄寿一 社長「規模を縮小した方がいいのかとか、この先本当にどうなっていくのかとか、不安な気持ちでいっぱい」

古庄さんは不動産会社に代わりの土地を求めていますが先は見通せません。

「息子の代も孫の代も、と淡く思っていたんですけど、まさか外部から攻められて
こんな状況になるとはね」