新型コロナの影響で、2020年から休業を余儀なくされていた福岡市の海の中道サンシャインプールが、様々な感染対策を講じて、9日に3年ぶりにオープンします。

◆「やっと開けられる」

観測史上最も早く梅雨明けを迎えた今年の夏。連日続く蒸し暑さを吹き飛ばしてくれそうなのが……冷たいプールです。


例年20万人が訪れていた福岡市東区の海の中道サンシャインプールは、新型コロナの影響で2年続けて営業を休止していましたが、9日に3年ぶりにオープンを迎えます。


海の中道サンシャインプール 井手勇介さん「スタッフ一同、本当にこの日を心待ちにしていたので、『やっと開けられる』という気持ちで明日を迎えることになりますね」

◆浮き輪でソーシャルディスタンス

熱中症を予防するため、屋外ではマスクを外すことが推奨される中、外しても安全に過ごせる万全な対策が求められます。


RKB坂本くるみ「更衣室での密を避けるために、屋外にもロッカーが設置されました。水着を事前に着用することを推奨しています」

期間中は一日あたり1万人に入場を制限し、チケット販売は、ウェブ上での事前予約制です。


また、人と人の距離を確保するために活用するのが…水遊びのアイテム、浮き輪。

海の中道サンシャインプール 井手勇介さん「浮き輪に入ることで、お客様同士、必ず浮き輪の分の距離が取れますので、レンタルコーナーを充実させて例年の倍程度の商品を準備したり」

◆懸念される感染者の増加

感染防止のために様々な対策を講じていますが、それでも懸念されるのが、ここ最近の感染者数の増加です。


海の中道サンシャインプール 井手勇介さん「先行きは、もちろん誰にも分からないことではあんですけれども、不安はありますが、できるだけの対策を講じて営業したいと考えています」

期待と不安が入り交じりながら9日、3年ぶりの夏が幕を開けます。