福岡市議会議員選挙で注目を集めたのが福岡市博多区の選挙戦です。ライバル候補に「なりすまし」てビラを配った問題。因縁の2人が相まみえることになりました。

◆一躍「注目選挙区」に 福岡市議選・博多区

▲新開元衆議院議員になりすまし、旧統一教会との関係を記したビラ

RKB今林隆史「15人が立候補した博多区の市議選。ポスター掲示板では、この2人が隣同士になりました」

定員9人の福岡市議選・博多区に立候補した15人。注目を集めたのは、元職・堀本和歌子氏と、参政党新人・新開裕司氏の2人です。

堀本和歌子氏(2022年10月)「私自身でそのチラシを作成、そしてポスティングをしたことに、間違いはございません。大変、申し訳ございませんでした!」

福岡市議だった堀本氏は2022年8月、元衆議院議員の新開氏になりすまし、旧統一教会との関係を記した約200枚のビラを配布。謝罪会見を開き、市議を辞職していました。

◆「バカチン」叱責されてもみそぎは?

堀本和歌子氏「市民の皆様には大変ご迷惑とご心配おかけして、心よりおわび申し上げます」

謝罪会見から約半年。堀本氏は再び市議を目指して出馬しました。

堀本和歌子氏「ある意味、すごく名前は皆さん知っていただいているんですけど、やっぱりその失敗を経験、と言うか学びに変えて、福岡市政のために子供たちのためにやっていけたらなと思っています」

有権者からはビラ配布の問題で叱責されることもあると言いますが…。

堀本和歌子氏「もちろん怒られることもあります。『バカチン』って。『バカチン。何やっているんだ』って。でもその後に『頑張れよ』って言ってくれるんですよね」

◆「なりすまし」ビラをまかれた対抗馬は

対する新開氏も市議選に出馬。

決起集会音「いろいろあってから、めげそうになったこともあります」

最終日の決起集会で信頼される政治の実現などを訴えましたが、「なりすまし」騒動について触れることはありませんでした。

Q.堀本氏の出馬の受け止め
新開裕司氏インタ「何も考えてないです、それはそれです。とにかく私は自分のこれまでの思いを形にするために、というだけなので」