生活雑貨のロフトは15日、福岡市中心部の天神地区にある「天神ロフト」を北寄りのエリアに移転すると発表した。改修中の大型商業施設「ミーナ天神」のテナントとして4月28日から営業を開始する。

◆“雑貨の今”を発信、4月28日から営業

天神の「南」から「北」エリアに引っ越す

移転先は、同じ天神地区の北側に立地する地下鉄天神駅直結の「ミーナ天神」(福岡市中央区)。隣接するビルと一体化した改修工事が行われている。ロフトは、このミーナ天神の4階に入る。天神地区を南北に貫く大通り「渡辺通」を北に800メートルほど“引っ越す”ことなる。

新・天神ロフトイメージ(ロフト資料より)

新しい売り場面積は2254平方メートルで、今の半分ほどの面積に縮小される。ロフトは「ワンフロアで買い物しやすくなる。新生・天神ロフトとして雑貨の今を感じさせる新しい生活提案を福岡・天神から引き続き発信していきたい」と話している。現天神ロフトは来月12日に営業を終える。


◆九州第1号店として2007年にオープン

現在の天神ロフト

天神地区の南よりに位置する現在の「天神ロフト」の移転は2022年10月に発表された。当時、移転先は「天神地区の別の場所」と説明されたものの、正式に場所が判明したのは初めて。現天神ロフトが入居するビルは、電気製品の格安専門店「ユーテクプラザ」として1989年に開業。しかし、運営会社が経営悪化して手を引いたため、1994年にゲームや玩具などの専門店「ジークス天神」にリニューアルした。2004年からは女性をターゲットにしたファッションビルとして看板を青からオレンジに変更。2007年11月に九州第1号店として天神ロフトがオープンした。