九州電力は、経済産業省が管理する再生可能エネルギーの管理システムへ不正にアクセスし、事業者情報を閲覧していたと発表しました。

◆不正閲覧 「再エネ管理システム」

九州電力によりますと、不正に閲覧していたのは経済産業省の「再エネ業務管理システム」です。一部の社員と委託会社の従業員が、九州電力送配電に与えられたIDとパスワードを使用してシステムへアクセスしていたということです。
九州電力は「引っ越しなどで太陽光発電設備の所有者が代わる際、名義変更が必要となるため手続きが行われているどうか確認するためなどに使用していた」と説明しています。

◆「新電力の顧客情報」不正閲覧が発覚したばかり

このデータベースへの不正アクセスは、今月10日に東京電力の子会社でも発覚しています。九州電力をめぐっては、送配電が管理する新電力の顧客情報約4万5000件の不正閲覧が明らかになったばかりです。九州電力は「今回の事案を重く受け止めており、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。