ホークスの城島健司アドバイザーは、現役時代“打てるキャッチャー”として活躍しました。藤本監督から「右バッター育成」の特命を受け、選手を指導しています。


◆今宮選手には“靴下のまま”


城島アドバイザー「去年、甲斐選手を指導した前例を作ってしまったばっかりに、今年も選手を預かることになってしまった」

宮崎キャンプでは連日、早朝から城島健司アドバイザーの特別指導が行われました。同じ高校出身の今宮選手には、シューズを脱がせて靴下のままバットを振らせます。

今宮選手「母趾球を使って体の回転をあげないように、下半身を思いっきり使っていくことを教えていただいた」


◆野村勇選手には“柔道”


2年目の野村勇選手とは、なぜか柔道?城島さんならではの教え方です。

野村勇選手「腕力に頼らないスイングを身につけるために、他のスポーツからヒントを得ています」

城島アドバイザー「モノを使う人は感覚が少しずれるので、人に伝えるときに。モノを使わない競技を見ようと」

野村勇選手「柔道こうは投げないよね。相撲も両手両足で、他のスポーツで例えてもらって、イメージをわかせている」


◆右バッター育成の“特命”


実は城島アドバイザー、藤本監督から右バッター育成の特命を受けています。現在のホークスは、柳田キャプテンや栗原副キャプテン、FAで新加入した近藤選手など主力は左バッターがずらり。不足している右の強化選手に指定されたのが、去年ルーキーでホームランと盗塁、両方で二桁を記録した野村勇選手。身体能力は、城島さんお墨付きです。

城島アドバイザー「彼のすごいところは足が速い。たぶん周東と変わらないぐらい。足も速いし肩も強い。レギュラーとして十分の素質はあるので、あとはちょっとしたところが変わってくれば、分厚い戦力になると期待している」