福岡県は、病気の子供を一時的に預かる「病児保育」の無償化や不妊治療費の助成などを盛り込んだ2兆円を超える新年度予算案を編成しました。


◆子育て支援に約120億円

福岡県の新年度予算案は、一般会計で約2兆1975億円と今年度より446億円増え過去最大規模となりました。

特に力を入れるのは子育て支援や少子化対策でその財源を確保するため、約120億円規模の「出産・子育て安心基金」を新たに創設します。この基金を活用して来年度から県内全ての自治体で病児保育の利用料を無償化するほか、不妊治療の自己負担額の7割を助成します。


◆ストーカー対策に「スコープカメラ」

また、ストーカー対策として被害者の自宅を訪問した人を検知して警察に知らせる「スコープカメラ」を追加で配備する費用も盛り込んでいます。福岡県の新年度予算案は、今月20日に開会する県議会に提案される予定です。